フィラリアって何?どんな病気?今更聞けない!完全ガイド

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「蚊のお薬」って言葉、聞いたことありませんか?
この時期耳にする犬の病気の一つにフィラリア症というものがありますが、この「蚊のお薬」とはまさに、このフィラリア症予防のためのお薬なのです。

フィラリア」って何?

「フィラリア」は犬糸状虫という名の、心臓に寄生する虫の名前です。

虫体は乳白色でソーメン状。メスは25~31㎝、オスは12~20㎝ほどの長さを持つと言われています。
イヌ科の動物を終宿主(寄生虫のライフサイクルにおいて有性生殖が行われる宿主のこと。
つまり、子孫を残すために終の棲家とする体のことです)として右心房、肺動脈に寄生。血液中の栄養分を吸収し成長する虫で、心臓だけでなく、肝臓・脳・皮下リンパ節にも寄生例があります。
犬に寄生することで有名ですが、猫にも寄生することがあり脅威となりうる虫であることには間違いないです。

ではそんなフィラリアはどこからやってくるのか。それは蚊です。
蚊が吸血行為によって動物の体内へと運んでくるのです。

蚊の体内を通らないとフィラリアは成長することが出来ません。

フィラリアは蚊を中間宿主(終の棲家である終宿主に移り住むまで過ごす体のこと。ここで脱皮を繰り返しながら成長し、幼生期の発育を行う)として、感染子虫へと成長を遂げます。

フィラリア症になるまで

フィラリアという虫についてはご理解いただけましたでしょうか?
では次に、どうやってフィラリア症になっていくのかをお話していきます。

フィラリアのサイクルは、、

①蚊の体内で成長したフィラリアの仔虫が吸血行為によって犬の体内に侵入
②犬の体内で脱皮を繰り返し成長し成虫へ
③血液中を移動し心臓に寄生
④ミクロフィラリアと呼ばれる小虫を産み出す(メスが産みます。体長は0.3㎜ほどです)
⑤血液中のミクロフィラリアを蚊が吸血

と、説明することが出来ます。

ここで注目したいのが、輸血です。

フィラリア症の犬の血を輸血してもフィラリア症になるのか、答えは「なりません」。
これは蚊の体内を通ってないから、です。フィラリアはあくまでも蚊の体内を通らないと感染力を持たないのです。

フィラリアってどんな病気?

次いで、具体的なフィラリア症の病状についてお話していきます。

体内にフィラリアが寄生してしまう病気をフィラリア症と呼びます。

主に寄生するのは心臓ですが異所寄生も知られており、腹腔・前眼房・脳・腹部大動脈系にも寄生例があります。

通常寄生(心臓に寄生したケース)の場合、半数以上は無症状で過ごしますが、一般症状が次第に悪くなると、時々咳をするようになります。

末期には腹水貯留も見られることがあります。

異所寄生の症状を挙げると、後肢の血管に入ってしまった場合は後躯麻痺、脳に入ってしまった場合は運動麻痺、目に入ってしまった場合は前眼房水中(前房が混濁してしまい紅彩炎へ)が挙げられます。

フィラリア症の診断は視診(実際に目で見て異常がないか調べる)の他、レントゲン検査、心電図、聴診(心臓の音を聞き異常がないか調べる)があります。

実は、私が勤めていた動物病院にもフィラリア症にかかってしまった子が来院しました。
その子にも末期症状である腹水貯留が見られたので、お腹に針を刺して腹水を抜く治療を行ったのですが、なんとバケツ2杯分もの大量の腹水を抜くことが出来ました。

自分自身の体重よりも、もしかしたら重かったかもしれません。
そんなにも重いものをお腹に入れていたのかと思うと気の毒でなりませんでした。このような可哀想な子を増やさないためにも、しっかりとした予防を心がけていきましょう!

フィラリア症予防のために

大事な愛犬を病気から守るため、私達に出来ることは何でしょう?

それは月一回の予防薬です。

ですが、ここで間違えていけないのは、薬の効き方です。

「予防薬」という名前がついていますが、実際には予防ではなく、血液中に入ったフィラリアの仔虫を駆除する薬であり、蚊に刺されてから効く薬なのです。

なので薬の投与は蚊が出始めた一か月後から開始します。

この開始時期はかかりつけの病院によって異なるので先生の指示を仰いで下さい。
大体の期間ですと、5月末または6月の末から半年間、11月末または12月末まで飲み続けます。

絶対にしてはいけないのが飲み残しです。特に最後の月は絶対に忘れないようにして下さい。もう蚊が外に居なくなったからと安心し投与を止めてしまうと、万が一、体内にフィラリア残ってしまっていた場合、取り返しのつかないことになってしまいます。

今はいいお薬も増え、メジャーである錠剤以外にも、おやつ感覚であげられるチュアブルタイプ(ご飯に目がない食いしん坊さんにはオススメです)や、肩甲骨の窪みに垂らすピペットタイプなど、愛犬のタイプにあったお薬が増え、選びやすくなっています。

猫用の予防薬も発売されていますが、まだまだ認知度は低く、また価格も高い場合があります。フィラリアは猫の体ではうまく成長することが出来ず、犬ほどの感染例は知られていないという現状がそうさせるのでしょうが、心配な方は動物病院に相談されるといいでしょう。

正しい知識と予防法で、愛犬をフィラリアから守ってあげて下さい。

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