犬猫のミミヒゼンダニ(耳ダニ/耳疥癬)の治療と症状
梅雨入りし、ジメジメとした体に纏わりつくような湿度の高さに憂鬱な気分になってしまう今日この頃、梅雨ともちょっと関係のあるミミヒゼンダニ・耳の病気のお話をしようと思います
というのも、この湿度の高さが耳の中を蒸れ易くしてしまう可能性があるからです。
目次
ミミヒゼンダニの駆除は、レボリューション
レボリューションは犬猫に使用可能なノミダニ駆除のお薬です。楽天やアマゾンなどのモールでは通販はなく、動物病院などの一般価格では、1本当たり1500円〜2000円前後の価格帯が相場となっています。最安値価格では、1本当たり850円前後です。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1本当たり | 1500円~ | 850円~ |
2ケース:6本 | 9000円~ | 5200円~ |
3ケース:9本 | 13500円~ | 7600円~ |
耳の病気になりやすいのは垂れ耳の子
耳と一口に言っても色々な形があります。柴犬やコーギー、多くの猫種に見られるような立ち耳の子、シーズーやダックス、スコティッシュのような垂れ耳の子、シェルティーのような先だけ折れている子、アメリカンカールのように反対側に反っている子。中でも耳の病気になりやすいのは垂れ耳の子です。形状的に耳の穴が塞がってしまっているため、中が蒸れ易く、また病気になっていても分かりにくいからです。
耳は外耳と内耳と呼ばれる器官から成っており、外耳は耳介と呼ばれる目に見えている大きなヒラヒラの部分と、耳道と呼ばれる鼓膜まで続く音の通り道から成ります。さらに耳道は縦穴のように垂直に降りる垂直耳道と、横穴のように水平に伸びる水平耳道とに分かれており、軽くL字になっています。内耳は鼓膜、鼓膜の奥の小さな空間である鼓室、鼓室と咽頭を繋ぐ耳管から成っています。バランス感覚を司る三半規管はこの内耳にあります。
犬の聴覚は嗅覚の次に鋭いと言われていて、人間の約4倍も聞くことが出来るそうです。また、無意識下でも常に反応し音の種類(違い)を記憶できるとも言われています。
猫にとっても聴覚はとても大事な感覚で、五感の中で最も優れているとまで言われています。そんな大事な耳が病魔に侵されてしまう危険は何としても避けたいところですよね。
ミミヒゼンダニについて
耳の病気で一番多いのは外耳に炎症が起きてしまう病気、いわゆる外耳炎です。外耳炎を引き起こす原因は様々で、手入れ不足だったり、細菌感染だったり寄生虫の感染だったりと沢山あります。
中でも今日は耳に寄生するダニ、ミミヒゼンダニについて詳しくお話ししたいと思います。
ミミヒゼンダニは耳疥癬虫とも呼ばれるヒゼンダニ類に属する体長0.2~0.5㎜の小さなダニで、よーく目を凝らせば何とか肉眼でも見ることが出来ます。耳垢の中に白い点のようなものがあり、それが動くようならこのミミヒゼンダニである可能性が高いです。
ミミヒゼンダニは皮膚組織に入ってはいかず(穿入はしません)皮膚の表面に寄生します。左右に4本ずつある脚の、第1脚の先には吸盤を持ち、これが寄生時に威力を発揮します。ミミヒゼンダニは脱皮を繰り返しながら成長し、その発育には約3週間かかると言われています。成長したダニはオスメスともに2か月ほど生存します。
ミミヒゼンダニが寄生している耳の耳垢は乾性またはロウ様の黒褐色耳垢で、炎症産物による拍水音(水が耳の中をピチャピチャ言っている感じがする症状)が見られます。
痒みを強く訴え、しきりに耳を振っていたり、あまりの痒さに我慢出来ず掻きむしってしまい、体の他の部分を傷付けてしまう恐れがあるので注意が必要です。
ミミヒゼンダニが寄生してしまったら
常日頃から耳の掃除をし、蒸れにも気を付けて生活していたのにミミヒゼンダニが寄生してしまった!そんな時は落ち着いて、かかりつけの獣医さんの指示を仰いで下さい。
ミミヒゼンダニが完全に耳の中からいなくなるまで続く治療ですので期間は長くなりがちですが、根気よく通い、治療してあげて下さい。治療方法は各病院によって様々ですので、先生の指示をよく聞き、従っていただけたらと思います。
もしかしたら中には、お薬を入れて治療しているので自宅では何もしないで下さい、と仰る先生もいるかもしれません。目の前で痒がって苦しんでいる子に何もしてやれないなんてと、苦しく悲しい思いをされるかもしれませんが、しばらくの我慢です。
ですが、全く何も出来ないのかと言われたらそうではありません。濡れたコットンで外耳に付着している、中から出てきた汚れを拭き取ってあげることは可能です(必ず濡らして下さいね。乾いたもので拭いてしまうと逆に傷つけてしまう恐れがあります)。
ただ、拭き過ぎも禁物ですので、心配するお気持ちも分かりますが、ほどほどにしてあげて下さいね。
犬猫の耳トラブルは非常に多い!
ミミヒゼンダニ以外でも耳のトラブルは非常に多いので、いざ病気になっても慌てない様、普段からこまめに耳のチェックをし、汚れ具合・においを確認しておくことが大事です。動物病院で定期的に耳掃除をしてあげるのは大変良いことだと思います。
もちろんご自宅で耳の掃除をしてあげるのもいいでしょう。ただ、ご自宅でのケアは無理のない範囲でしてあげて下さい。奥まで掃除しようとして迂闊に綿棒等を入れてしまうと、汚れを中に押し込んでしまう結果となり、外耳炎を促してしまう可能性もあるので気を付けて下さい。
先に述べたように、水で濡れたコットンで耳介を拭いてあげるだけでも十分です(濡らすものはお水で大丈夫です。イヤークリーナーがあればなお良いと思います)。
愛犬・愛猫さん達の穏やかな健康を守ってあげて下さい!
ミミヒゼンダニの駆除は、レボリューション
レボリューションは犬猫に使用可能なノミダニ駆除のお薬です。楽天やアマゾンなどのモールでは通販はなく、動物病院などの一般価格では、1本当たり1500円〜2000円前後の価格帯が相場となっています。最安値価格では、1本当たり850円前後です。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 |
1本当たり | 1500円~ | 850円~ |
2ケース:6本 | 9000円~ | 5200円~ |
3ケース:9本 | 13500円~ | 7600円~ |