犬・猫のノミダニ予防薬 飲み薬 – おススメと使い分けを徹底解説 !
ノミ・ダニ・マダニのシーズンになると一番増える質問が、どの薬で対策をしたら一番良いの?という質問です。
ノミダニ予防薬は、様々な種類が発売されていますので各お薬の特徴を知り、「使い分ける」事が重要となります。
目次
主流のお薬タイプと特徴を解説!
まずは、動物病院や通販で購入できる予防薬の特徴を比較解説いたします。
小型犬~大型犬の大半は下記のお薬がメジャーとなっています。
ネクスガード スペクトラ |
ネクスガード |
フロントライン プラス |
コンフォ ティス錠 |
|
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ご購入 | ||||
ご案内価格 | 1160円~ | 786円~ | 700円~ | 1080円~ |
対象動物 | 犬 | 犬 | 犬・猫 | 犬・猫 |
ノミ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マダニ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フィラリア | ○ | × | × | × |
有効成分 | アフォキソラネル ミルベマイシンオキシム |
アフォキソレイナー | フィプロニル S-メトプレン |
スピノサド |
薬の形状 | ソフトチュアブル | ソフトチュアブル | ピペットタイプ | 錠剤 |
体重制限 | 1.8kg以上 | 1.8kg以上 | 2kg以上 | 犬:2.3kg以上 猫:1.4kg以上 |
年齢制限 | 8週齢以上 | 8週齢以上 | 8週齢以上 | 14週齢以上 |
ご購入 |
皆さんもご存知の通り、一昔前までは、ノミダニ対策は犬猫の体に直接、薬剤を垂らす方法が一般的でした。
上記にもある「フロントラインプラス」に代表されるピペットタイプの塗布する薬剤は現在でも人気があります。
最新のノミダニ予防・駆除方法としては、おやつとして食べさせるタイプの「ネクスガード」が急速に人気が高まっており、多くの動物病院で「ネクスガードシリーズ」をおススメしています。
飲み薬の人気No.1は「ネクスガード」
ネクスガードはTVCMでも放映されており、圧倒的に人気が高いノミダニ予防の飲み薬です。
フィラリア予防も同時に出来るオールインワンの「ネクスガードスペクトラ」も非常に人気があります。
人気が高い理由として、飲み薬の場合は塗布するタイプに比べて様々な点でのメリットが挙げられます。
1.食べさせるだけなので手軽
毎月1回、おやつとしてあげれば良いだけなので忙しい飼い主さんも安心して手軽に使えます。
2.ノミダニ駆除までの効き目が早い
ノミを駆除する時間はわずか6時間。併せて厄介なマダニの駆除も48時間以内にはすべて駆除できるという優秀なお薬なんです。
3.シャンプーもすぐにできる
塗布タイプの場合は最低1日はシャンプーは控える必要がありましたが、飲み薬の場合、ノミダニ駆除のその日にもシャンプーが可能ですし、ハグなどスキンシップできるので愛犬家の方々に人気があります。
ネクスガードシリーズの解説は下記を参考下さい。
ノミダニ予防薬に使い分けが必要な理由
基本的には、オールインワン予防薬の「ネクスガードスペクトラ」を使用することでノミマダニ・フィラリア予防が1回でできますが、ワンちゃんの状態や性格によって、お薬を選ぶことが重要です。
体の弱いワンちゃんの場合
オールインワン予防薬は、1錠に数種類の有効成分が含まれているため、体の弱いワンちゃんには負担が大きいケースもあります。
投薬後に不調が続く場合などは、ノミダニ予防は「ネクスガード」、フィラリア予防は「ハートガードプラス」と2回に分けて毎月予防をしてあげるなどの工夫をしてあげて下さい。
ハートガードプラスの解説は下記を参考下さい。
食べるタイプを食べない場合
ほとんどのワンちゃんはネクスガードを始めとするチュアブルタイプを食べてくれますが、稀に食べてくれないワンちゃんもいます。
また、食べてくれても吐いて戻してしまうケースもしばしば見受けられます。
そういった場合は、フロントラインプラスやレボリューションなどの塗布するタイプを使用する事をおススメ致します。
現在もフロントラインプラスなどの塗布する薬は根強い人気があります。
以前からフロントラインプラスを利用しているユーザー様はそのまま利用されている方も多く、使い慣れているほうが安心できるというお客様も多くいらっしゃいます。
フロントラインプラスの解説は下記を参考下さい。
レボリューションの解説は下記を参考下さい。
超小型犬で体重が満たない場合
近年では、チワワやティーカッププードルなどの超小型犬の犬種が一人暮らしの女性などに人気があり、飼われている方が急増しています。
ワンちゃんの体重が、1.8kg未満の場合「ネクスガード」は使用は出来ません。
超小型犬でも使用が可能な「飲む予防薬」としては、「シンパリカ(1.3kgから使用可能)」・「クレデリオ錠(1.5kgから使用可能)」などが発売がされています。
シンパリカの解説は下記を参考下さい。
クレデリオ錠の解説は下記を参考下さい。
猫にはネクスガードは対応していません!
ネクスガードは犬専用として開発がされていますので、猫への使用は出来ません。
猫の場合は、シリンジタイプの「ブロードライン」がおススメです。
ブロードラインは猫用のオールインワン(ノミマダニ・フィラリア予防)が可能な唯一のお薬の為、人気が高まっています。
猫用の飲み薬としては、「コンフォティス錠(ノミマダニ)」がありますが、フィラリアの予防は含まれません。
また、猫に飲み薬を与える場合は、しっかりと対象動物に猫が含まれるかを確認をして食べさせてあげるようにしてください。
ブロードラインの解説は下記を参考下さい。
コンフォティス錠の解説は下記を参考下さい。
まとめ
飲み薬は使い慣れてしまえば非常に便利で高いメリットが多くあります。
ワンちゃんの体重や、状態をみて利用できる場合は飲み薬を試してみる事をお勧めいたします。
猫ちゃんの場合は、塗布タイプにするなど切り分けてご使用いただくと良いかと思います。